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「砂上」-「ふたご」=現実?虚構? ~「砂上」と「ふたご」感想~

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息を吐くように嘘を吐く人。

政治家がそうなのだろうか?

いや、最近の政治家は、すぐにバレる嘘を吐くの上手いのか?あはは・・・

 

政治家は嘘を語り作家は嘘で真実を語る。
(映画V・フォーヴェンデッタより)

 

嘘を吐くのが上手いのは作家なのだろうか?

それとも・・・

 

今回紹介する2冊を読めば、

本の楽しさ二倍になること間違いなし!

 

桜木紫乃 「砂上」 

 

砂上 砂上

1,620円
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空が色をなくした冬の北海道・江別。柊令央は、ビストロ勤務で得る数万円の月収と、元夫から振り込まれる慰謝料で細々と暮らしていた。いつか作家になりたい。そう思ってきたものの、夢に近づく日はこないまま、気づけば四十代に突入していた。ある日、令央の前に一人の編集者が現れる。「あなた今後、なにがしたいんですか」。責めるように問う小川乙三との出会いを機に、令央は母が墓場へと持っていったある秘密を書く決心をする。だがそれは、母親との暮らしを、そして他人任せだった自分のこれまでを直視する日々の始まりだった。自分は母親の人生を肯定できるのか。そして小説を書き始めたことで変わっていく人間関係。書くことに取り憑かれた女はどこへ向かうのか。

(あらすじ)

 

 

新人作家と編集者との嘘吐き合戦!?

ダメ出しに次ぐ、ダメ出し。

初稿、改稿、改改稿を重ねる日々。

 

虚構なら虚構らしく

本気で吐いた嘘は、案外化けるんです。(本文より)

 

舞台裏で身を削り血を流す対極の表舞台の光。

現実と虚構が交差する世界観に本の楽しさを知ることができる

一冊だと思う。

 

「砂上」で、一粒の砂の嘘に色をくわえ真実の世界を描く

作家の孤独や情熱にどっぷり浸かったまま、

藤崎彩織 「ふたご」を続けて読んだ。

 

ふたご ふたご

1,566円
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彼は、わたしの人生の破壊者であり、創造者だった。異彩の少年に導かれた孤独な少女。その苦悩の先に見つけた確かな光。SEKAI NO OWARI Saori、初小説! (bookデーターベースより)

 

セカオワの私小説よね。

夏子=Saori

月島=深瀬

 

まさに!現実と虚構が交差する世界だわ。

 

書き手が傷つきもしない物語が読まれたためしがありません。

文より)

「砂上」女編集者の言葉だ。

 

あとがきにて、彼女自身が語っている。

私は夏子が苦しみ、泣いている時、同じように苦しみ、泣いていないと文章が書けませんでした。

「ふたご」の世界から抜け出せずに、眠れなくなってしまった日もありました。(本文より)

 

そんな時・・・現実と虚構の狭間に取り憑かれた彼女に、

あとがきにて感謝した編集者はどうしたのだろうか?

 

「砂上」の女編集者のように、

本当のような嘘を吐いて煽ったのだろうか?

 

自分は愛する人をを殺したことがあるんです。

逃げたんです・・・

愛する人に嘘を吐けずに心を殺してしまった・・・・

などと妄想してしまう自分がいる虚構の怖さあはは・・・

 

二部構成からなる「ふたご」作品。

共依存関係が濃い第一部がよかった。

生身がガラスのような月島の繊細さと傲慢さが美しく、

取り扱い注意に戸惑いつつも離れられない夏子の切なさが

美しい文体で描かれていた。

 

だが・・・第二部はどうした?

生身の肉になった月島にがっかりだよ。

夏子の物語だからしかたないのか・・・・

バンド結成物語になってから虚構の世界が色褪せる。

 

共依存の二人の関係は現実でも続いてるのか?

虚構の世界で共依存の世界をぶっ壊してほしかった。

下衆な思いだが、ぶっ壊しぶっ壊された二人の世界が

見たかったかも。

 

作家は嘘で真実を語る。

 

皆さんも、光のあてかたひとつで変わる物語の世界へどうぞ。

 

 

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Source: oliveのドラマ帳~風に吹かれて~

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