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低気圧系男女!?~窪美澄「じっと手を見る」感想~

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「湿度高い系女子」
朝ドラ「半分、青い。」に登場した、
嫉妬深く独占欲の強い女子に向け、
脚本家の北川悦吏子先生が命名。(←たぶん)
 
だったら、「低気圧系女子」もいてもいいいので
はないかと・・・あはは・・・
あたしが考える低気圧系女子は、
自分の領域には絶対に入ってこさせないのに、
愛は欲しい!
狂おしいほどの愛が欲しいとジメジメと心の中で叫んでいる。
 
今回紹介する本は、
そんな「低気圧系男女」が登場する物語です。
 
第159回直木三十五賞候補作
窪美澄「じっと手を見る」
大切な人を、帰るべき場所を、私たちはいつも見失う――。読むほどに打ちのめされる! 忘れられない恋愛小説
富士山を望む町で介護士として働く日奈と海斗。老人の世話をし、
ショッピングモールだけが息抜きの日奈の生活に、ある時、東京に住む宮澤が庭の草を刈りに、通ってくるようになる。
生まれ育った町以外に思いを馳せるようになる日奈。
一方、海斗は、日奈への思いを断ち切れぬまま、同僚と関係を深め、家族を支えるためにこの町に縛りつけられるが……。

(内容紹介)
 
私には難しいことわからない。(鈴愛じゃなくてolive)
直木賞候補作なのだが、
直木賞が獲れるのかどうかなんてあはは・・・
でも、面白かった。
 
主要登場人物男女4人に誰にも共感できないのだが、
なんとなしに受け入れる自分がいる。
その世界の中にスッと入ることができる。
さすが窪さんだわ。
「ふがいない僕は空を見た」の頃から好きで読んでます。
本作は、「よるべなさ」を描きたかったのかな・・・と。
 
寄る辺ない→寄る辺のない身を寄せるあてがない。
頼りにできる類縁の者がいない。孤独であり不安である。
 
つまり個々が持つ「孤独」というものを。

 

 

 

あたしは、茜色に染まる夕焼け刻にふと孤独になる時がある。
街は黒い影となる。
本書を読んで、茜色がセックスで街の影が現実なのかなと。
茜色が幻想であればあるほど影が濃くなる。
あきらめや、行き場のない現実のままならなさに絶望する男女たちは
夕焼けに佇んでいる子供のようだ。
真っ黒な暗闇よりも孤独さを感じさせる夕焼けから
救う愛しい手を取ることができた時に光が射された。
それが「よるべのみず」
だけどそれも永遠じゃない。
不穏な余韻も残しつつのラストだったと思う。
 
誰かといっしょにいたって、よるべない夜がまた来るんじゃないか。
それでも。本文より)
 
人の体は永遠に繁茂する緑ではない、だけど、永遠じゃないから、
私はそれが愛おしい。
「そばにいてほしい」 (本文より)
 
手というアイテムを使って介護、絡みあう恋愛を息もつかせぬ展開で読ませていただきました。
 

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Source: oliveのドラマ帳~風に吹かれて~

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